心に残る日本映画

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飢餓海峡

映画「国宝」を観て一か月が過ぎましたが

また「国宝」を観たくなりました。

良い映画は何度も観たくなります。

何度も観観たことがある映画の一つに「飢餓海峡」があります。

「飢餓海峡」は水上勉原作の小説で

1965年に映画化されました。

私が「飢餓海峡」を初めて観たのは

リバイバル上映された1975年です。

「すごいものを観た」が最初の感想でした。

夢に出てきて、うなされそうなくらい怖い映画だと思いました。

その後

ビデオなどで何度か観ましたが

やはり

「飢餓「」は日本映画の傑作だと思います。 

内田吐夢監督

「飢餓海峡」の監督は巨匠内田吐夢監督です。

代表作には

時代劇の大作「大菩薩峠」

中村錦之助主演の「宮本武蔵」などがあります。

本当に見入ってしまうので、映画という化け物に

頭から飲み込まれても、気づかないかもしれません。

脚本と音楽

脚本は鈴木尚之

山崎豊子の小説「白い巨塔」がテレビドラマ化

された時の脚本も担当しています。

音楽は冨田勲

日本が世界には誇るシンセサイザー奏者です。

グラミー賞に何度もノミネートされています。

個人的には『新日本紀行』のテーマが大好きです。

出演  三国連太郎

    左幸子

    伴淳三郎

    高倉健

「飢餓海峡」は情念の映画です。

ひと塊になった情念に

観る者の心は、大きく動かされます。